どうもカルマです。
今回は農業で得た収入にかかってくる税金に
ついて見ていきたいと思います。
また、確定申告の際の注意点なども併せて
見ていきます。
この記事を読めば・・・
・【脱サラ】農業収入と税金のお話
・確定申告は青色申告がおススメ
・新規就農で気をつけなればならないポイントは?
・法人化した方がいいの?メリットは?
が分かります。
Contents
【脱サラ】農業収入と税金のお話
農業で得た収入の扱い方は?
農業で得た所得は基本的に「事業所得」に
分類されます。
まだ試作的な出荷で継続性が無い場面では
「雑所得」に分類することも可能ですが、
メリットはありません。
「事業所得」の方が「雑所得」よりも
所得税の面で優遇されるからです。
農業における経費とは?
農業における「経費」として計上出来る
項目はしっかり把握しておきましょう。
大きく分けて6種類に分類されます。
①税金、保険料など
固定資産税、減価償却資産税
自動車税、重量税(軽トラなど仕事用車両)
自賠責保険料
*交通違反の罰金は対象外
その他任意保険料
*住民税、所得税対象外
②栽培関係
種苗費、肥料費、素畜費、飼料費
農薬費
農具費
③栽培補助関係
修繕費(農機具や自動車、建物など)
動力水道光熱費(ガソリンなど)
作業用衣類費
④減価償却費
10万円以上の機械などは一括で経費計上
しないで何年かに分けて計上する
・・・減価償却
具体的には・・・
建物、トラクターなどの農業機械
軽トラなどの自動車
牛豚などの動物
事務用のパソコン
などなどです。
⑤人件費、その他雑費
人件費
土地代(ローン)、貸借料
その他雑費(事務用品、梱包用品など)
通信費(電話、インターネットなど)
⑥研修費
農業研修費
町内会費
協会費
仕事関係の冠婚葬祭費
確定申告は青色申告がおススメ
確定申告の際、青色申告と白色申告の
2種類があります。
節税の観点からも青色申告を
おススメします。
青色申告と白色申告・・・何が違うの?
青色申告と白色申告とは提出する紙の色
の違いからこういう名前になっています。
青色申告
手続きが面倒で提出書類が多いのと複式簿記
による帳簿の記帳が必要ですが、控除額が
大きく、節税効果も高いので農業を事業として
やっていくのであれば一択です。
白色申告
手続きが簡便というメリットはありますが、
節税効果などは殆どありません。
今は、簡単に青色申告が出来るソフトなど
もあるので、青色申告で申告することを
おススメします。
新規就農で気をつけなればならないポイントは?
農業の特徴として、開業してもすぐに所得を
得られるわけではありません。
作物などの種を植え、育成し、収穫して
はじめて収益生まれます。
収益化まで半年~1年以上のタイムラグがあり
その間は無収入です。
その間の生活費はもちろん事業費、税金など
準備しておく必要があります。
法人化した方がいいの?メリットは?
法人化のメリットはいろいろあります。
・対外的な信用力が上がる
・借り入れの際の枠も大きくなる
・社会保険への加入が義務づけられている
⇒保険料の額が給料基準になるので
(国民健康保険は前年収入基準)負担が減る
ケースもあります。
収益が少ないうちは助かるはずです。
・赤字の繰り越しが個人だと3年、法人だと
9年出来る
・節税効果が高い
⇒例えば、あなたの給料も経費計上出来ます。
個人の場合は、あなたの取り分全額が
課税所得額になってしまいます。
また、家族を役員として給料を経費計上する
ことも可能です。
・農地継承がスムースに出来るようになる
⇒農地を個人所有にしていると相続する際に
手続きが面倒になってしまいます。
法人の資産としておけば、土地自体の所有権
の移動が起こらないのでスムースです。
まとめ
①農業で得た所得は基本的に「事業所得」に
分類されます。
②農業における「経費」として計上出来る
項目はしっかり把握しておきましょう。
③確定申告の際、青色申告と白色申告の
2種類があります。
節税の観点からも青色申告を
おススメします。
④農業の特徴として、開業してもすぐに所得を
得られるわけではありません。
その間の生活費はもちろん事業費、税金など
準備しておく必要があります。
⑤法人化のメリットはいろいろあります。
特に信用面、節税面などでメリットが
大きいです。
農業をやる際の税金に関するポイントは
わかりましたでしょうか?
では!
この辺で終わりにします。